コストは3RR、P/Tは4/5という良スペック。更にRとライブラリー10枚を追放することにより、好きなところに2点飛ばせるという素敵な能力もついていました。
更に、クリーチャータイプがビーストであり、オンスロートの貪欲なるベイロスと相性が良かったものこいつを使わせる要因でありました。(注1)
ミラディン環境が始まったばかりのころ、この弧炎撒きを使用したデッキはどすこいグレートと呼ばれておりました。
何がどすこいかといえば、マナコストとP/Tがどすこいこと大地の精霊と完全に一致していたからだそうで、実は本人とはあまり関係がなかったようです。
かくいう自分も弧炎撒きの愛用者で、何度もライブラリーの枚数を数えながらゲームをしたものでした。
それから10年以上経過し、オリジンが発売に。
そのカードリストの中に興味深い生物を見つけました。
燃えさし口のヘリオンです。
3RRの4/5というコストとサイズ。
こいつは間違いなくどすこいの血筋を引いてる、一目見てピンときました。
いうなればこのヘリオン君は第三世代どすこいです。(IntelのCPUみたいだな)
第二世代どすこいである弧炎撒きにお世話になった身としては、こいつには何かときめきを感じます。
しかもこいつ、メリットとなる能力を二つも持っている。
一つはトランプル。まあ能力界の中では到達なんかと並んで最弱な感じもありますが、ないよりは全然いいので。
そして特筆すべきは二番目の能力。
自分自身意以外の赤の発生源からのダメージがなんと+1される。
凄いですね。
「なんだ、たった1点かよ」
そう文句言っちゃったプレイヤーの皆様も、次の言葉には敏感にならざるを得ないでしょう。
「ショックと稲妻」
大切なことなのでもう一回言います。
「ショックと稲妻」
そうなんだよ、この差なんだよ。
みんな分かってるのに気づかないふりしてる。そういう無関心がダメなんだ。
ショックを稲妻にしてくれる生物を使わないわけないでしょう。
こいつは赤の救世主ですよ。
きっと数か月後には
「ヘリオンさんのおかげで受験がうまくいきました！」
とか
「ヘリオンさんのおかげで彼女ができました！」
みたいなお礼のメールがウィザーズ社に届くことでしょう。
手遅れにならないうちに押さえておくことを勧めます。
注1:
この当時はまだダメージをスタックに乗せられるという直感に反するルールがあったので、このベイロスはとても強かった。
コメント
後は雷破が対象になると４点飛ぶし、揺らいでるサルカンとも相性いい。
さあ、デッキを作ってみよう。